キャラスタジオ講座その5 – KKPEでオリジナルの表情を作ってみよう-【コイカツ】

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今回の講座内容

みなさん、お久しぶりです。ピースPです。

しばらく書いてなかったキャラスタジオ講座ですが、今回はKKPEというmodを使った表情操作をやって行きたいと思います。

KKPEに関しては皆さんご存じかと思いますが数多くの機能を内包したmodですが、その中でも今回は表情を操作して俗に言う「おほ顔」ってのを作っていきます。

今回の講座を理解すれば、こんな表情が作れるぞ!

(HF patch v3.12を使用しています。もしできない人いたらゴメンね)

アダルトグッズのNLS

下準備

早速KKPEを起動して、と行きたいところですが、その前に下準備をします。

デフォルトの表情操作ツールで、イメージに近い所まで顔を持っていきましょう。

オホ顔の場合は下の例ぐらいの設定ですかね。 あくまでサンプルなので、お好みでどうぞ。

ピースちゃん相変わらずカワイイなぁ♡

KKPEの「Blend Shapes」を使って表情を弄っていく

下準備が終わったらKKPEを起動していきましょう。

画面右下の「KKPE」というボタンを押してください。ダイアログが表示されるので、ダイアログ内右下の紫色になっている「Adv. mode」というボタンをクリック。

すると、さらに黒っぽいウインドウが出てくるので、ウインドウ上部の「Blend Shapes」を押しましょう。

画面解像度が高いのでUIが小さくなってます。見えづらくてすみません。

一旦ここからは「KKPE」の「Adv. mode」における「Blend Shapes」 とは何をするものか説明していきます。

一言でいうと、バニラ環境(modが入っていないゲームの事)では下準備でやったとおり、各種用意されている「眉」「目」「口」の設定がそれぞれ1つずつしか選ぶ事が出来ず、さらに、その変化量も目と口だけしか調整できません。

この 「Blend Shapes」 は、複数の表情設定を文字通り「ブレンド」する事ができます。

複数の設定で変化する表情の量を調節しながら、反映する事ができるんですね。

下の図を見ながら詳しく解説していきます。

変更を加えたい表情設定の種類です。
図中では「Eyes / Mouth」が選択された状態になっていますが、これは「目」と「口」の設定群になります。
よく使うのは 「Eyes / Mouth」(目 / 口)と 「Eyebrows」(眉)ですね。

【②】

※すみません、②が2つありますが、画像イメージ左下の方は間違いです。左下のやつは⑤で解説します。

変化をさせたい項目です。各名前が「_」で区切られていますね。

着目して欲しい箇所があるので「0_eye_face.f00_def_cl」を例に、分解して説明していきます。

_eye:目であることを表します。

_def:スタジオ標準の表情設定のどれに当たるのかを表します(defであれば標準の目の設定の「0」番に当たります)

_cl:目を「閉じる」時の変化になります。項目名のお尻に「_op」と付くものが大概セットで存在します。そちらは「開く」時の変化になります。

上で説明した3点だけ理解しておけば、他の項目名も同じルールで記載されているので、意味が分かってきます。

特に「_def」という部分が重要で、ウインドウ内でリストを上から見て行った時に変化した場合、スタジオ標準の設定が1進むとほぼ同義です。

「ほぼ同義」と言った所の注意として、スタジオ標準の特に目の1番は 「Blend Shapes」 内に設定項目が無いので飛ばして考えて欲しいです。

上記を踏まえて考えると 「4_eye_face.f00_bisyou_op」であれば、上から見て行くと「_eye」だった部分が2回変化していますね、さらにスタジオ標準の「1番」は飛ばして考えるので、スタジオ標準の設定で言うと、0番から数えて+2かつ1番を飛ばすので、標準の目設定「3番」に当たります。

ごちゃごちゃ書きましたが、bisyou(微笑)なので、大体標準設定で言えば3だろと予想が付くと思います。

色々弄ってみてください。

【③】

表情変化させるためのスライダーです。クリックしながら右とか左で変化します。

【④】

項目毎に現在のスタジオ標準表情設定に戻すリセットボタンです。

【⑤】

選択している「表情群」毎に 項目毎に現在のスタジオ標準表情設定に戻すリセットボタンです。

それともう一つ画像左下の「Reset all」は何もかも全部リセットするボタンです。

【⑥】

セーブ&ロードボタンです。

これがかなり便利です! 頑張って設定したスタジオ標準の「眉」「目」「口」の設定と、「Blend Shapes 」の設定を合体させてセーブ&ロードが出来ます。

これはシーンに関係なくセーブ&ロードできるので、あのシーンのあの子の表情変えたいなぁって場合にめっちゃ効果を発揮します(正直これがないとやってられないぐらい時間がかかる)

しかもセーブデータは外部ファイルとして保存されるため、配布もできます。

今回の講座の時短のために、オホ顔ベースとなるファイルを配布します。

上のリンクからzipファイルをダウンロードし、解凍してください。

オホ顔ベース.xmlというファイルが出てくると思います。

そしたらスタジオに戻って、「Sace/Load preset」ボタンを押しましょう。

Advanced modeのウインドウ左側が拡張され、何か出てきたはずです。

そしたら②の「Open folder」を押してください。エクスプローラーが立ち上がって「BlendShapesPresets」というフォルダが開かれていると思います。

そこに先ほどzipを解凍して出てきた「オホ顔ベース.xml」をぶち込んでください。

すると、Presetsリストに③のように「オホ顔ベース」というのが出てくると思います。

※出てこない人は一度KKPEを閉じて開きなおすか、スタジオを再起動してみてください。

Presetsリストの中の「オホ顔ベース」をクリックすると、xmlに保存された設定内容が読み込まれ、こんな感じになるはずです。

だいぶ顔が崩れてきてイイ感じですね♡

さぁ、作業も折り返し地点に来ました。ちょっと休憩しましょう。

え? 各種変化項目のスライダーの動かし方に関して説明が無いって?

すみません、私も説明するほど理解しておらず、とりあえず色々試して弄ってみてくだせぇ。

ちなみに、自分が設定して気に入った物、もしくは拾ってきたシーンデータのナイスな表情などは、キャラクターを選択した状態で、さっきの図の④「Name」のテキストボックスに任意の名前を入れて、Saveボタンを押せば残せておけちゃいます。

イイ感じの物が出来たら、是非私にも欲しいです。

さ、休憩しましょう

KKPEの「Bones」を使って仕上げをしていく

ピースちゃんの顔も崩れてきて、イイ感じですがまだまだオホ顔とは呼べません。

こっからは以下の事をやっていきます。

  • 眉毛を目に近づける。眉尻を吊り上げて力が入っている雰囲気にする
  • 瞳を小さくかつ上向き&寄り目にし、まともじゃない様子にする
  • 口を下品なホの字にする、鼻の下のばす

さきほどは「Advanced mode」の「Blend Shapes」を選択していましたが、今度は「Bones」を選んでください。

Bonesは一言でいうと、スタジオ標準の表情機能には関係なく、キャラクターのボーン自体を弄る機能になります。

注意なのが、Bonesで変更した内容はセーブできません!

シーンセーブデータには設定内容が含まれるのですが、他のシーンで同じ表情設定にしたい場合は、また手動で直していくか表情設定し終わっているシーンをインポートorロードするしかありません

(Bonesのセーブ方法知ってるよって人がいれば是非教えて欲しい!)

話が脱線しましたが「口」「目」「眉」の順番で早速弄って行きます。

まずは口ですが「Bones」を選択したら図中2の「Search」に「mouth」と入れてください。

すると「mouth」と名前のついているボーンだけに絞り込まれます。

今回はこの中の「cf_J_mouthBase_ty」 「cf_J_mouthBase_tx」を使って口を下にズラすのと、横幅を狭めていきます。

  • 「cf_J_mouthBase_ty」 (口の縦幅に関するボーン)
  • 「cf_J_mouthBase_tx」 (口の横幅に関するボーン)

「cf_J_mouthBase_ty」 を選択し、図中4の「Position」を選んでください。

「Position」はそのものずばりボーンの「位置」を変更します。

選択出来たら図中5の「+」「-」で一度に変化させる量を調整してください。
「+」「-」ボタンを押すと、左側に出ている「-0.1」「+0.1」という表示の桁が変化すると思います。この数値がボーンの位置を変化させる量になります。

「cf_J_mouthBase_ty」 であれば大体「0.001」ぐらいからはじめると良いと思います。

調整ができたら口を下げて鼻の下を伸ばしたいので、「-0.001」と書かれている緑色で表示されている”Y軸(高さ)”のボタンをクリックしてください。

口が下がりましたね?

あなたのお好みの高さにしてください。

位置を変えてる途中でわけがわからない事になったら、図中7の「Reset Pos」を押してください。現在選択中のボーンの「位置」を最初に戻してくれます。

※注意 Reset Posボタンから見て右端に「Default」というボタンがありますが、これを押しても位置はリセットされません、逆に今の位置をDefaultにするというボタンなので、余計わからなくなります。

口の縦位置が大体満足いったら、次は「cf_J_mouthBase_tx」 を選択してください。

その後、今度は図中4の「Position」ではなく、2つ右にある「Scale」を選択してください。

「Scale」は大きさを変化させます。

つまり、 「cf_J_mouthBase_tx」 の「Scale」であれば、口の横幅の大きさという事になります。

口をすぼめたいので、今度は「Scale」の赤色で表示されている”X軸(横)”の「-0.1」を押してください。

口がすぼまりましたね?

あなたのお好みですぼましてください。

次はいよいよ目を弄って行きましょう

では「目」のボーンを探したいので、口の時同様に「Search」入力欄に「hitomi」と入れてください。

目に関しては図で色が変わっている「cf_J_hitomi_tx_L」と 「cf_J_hitomi_tx_R」 だけ使えれば十分かなと思います。

今回目を「小さく」したいのと「寄り目」にしたいので、口の時と違って一つのボーンに対して「Position」と「Scale」両方を変化させていきます。

さらに目は左右で二つあり、ボーンが見ての通り2つあります。

それぞれ設定してもいいんですが、時短のため図中の赤丸で囲んでいる「Symmetrical」のラジオボタンにチェックを入れた状態で左右どちらかのボーンの設定変更をする事をお勧めします。

「Symmetrical」にチェックが入っていると左右で対応するボーンがあった場合、設定内容が左右両方に設定されます。

便利ですね。

今回は 「cf_J_hitomi_tx_L」 を選択して「Scale」を選んで「Symmetrical」にチェックを入れ、目のX軸Y軸両方を-0.1ずつ小さくしてみてください。

その後で今度は「Position」を選んで、こちらも同じ方法で左右上下のポジションを変更してみてください。

イイ感じの位置になりましたか?

お好みで微調整してみてください。

では最後に眉を弄ってフィニッシュしましょう。

眉は「Search」に「mayu」と入れると絞れます。

眉毛に関しては弄るボーンがいくつかあるのですが基本的に以下3つでなんとかなると思います。

  • cf_J_mayu_ty:眉毛左右全体に影響するボーン
  • cf_J_MayuTip_s_L:左の眉尻ボーン
  • cf_J_MayuTip_s_R:右の眉尻ボーン

ここは、今までの「Bones」の復習も兼ねて、ご自身でどうするか考えてみてください。

やりたいことは「眉毛全体の位置を下げる」「左右の眉尻の位置を上げる」です。

ここまでの内容が理解できていれば、もう解説は不要かと思います。

あとがき

長い講座になってしまいましたが、皆様お疲れさまでした。

今回学んだ内容で、ある程度自由に表情が弄れるようになったと思います。

コイカツサンシャインが発売され、少しずつみんなコイカツのスタジオから離れていくんだろうなという、寂しい思いから、キャラスタジオ講座を書いてみました。

記事内容で分からない部分なんかがありましたら、コメント欄に書いてもらえれば、私が分かる範囲で答えようと思います。

それでは皆様、良きスタジオライフを!

またお会いしましょう

アディオス

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6件のフィードバック

  1. ドスケベ顔すこすぎる オホ記事ありがとうございます
    ABMXの方だとボーンの保存は左下”Export”でコピーできるのでメモ帳とかで貼って、まだコピーして”Import”すれば読み込めます

    • >ABMXの方だとボーンの保存は左下”Export”でコピーできるのでメモ帳とかで貼って、まだコピーして”Import”すれば読み込めます
      おおおおおお! ありがとう、やってみるぅ

  2. 良記事ありがとうございます♪
    質問なんですが、配布されているシーンによって一定以上ズーム出来ないものがあるんですが、ズーム可能にする方法はありますか?

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