ピースちゃん物語 芸能学園入学式 新しい友達は黒ギャルヤンキー娘?!

今日は入学式

「ピースちゃん! 起きてよぉ、もう8時半になっちゃうよ!」

自分のやりたい事を探すため、田舎村から東京に越して来たピースちゃん。
今日は高校の入学式、あと30分で始業となってしまう学校は「芸能学園

芸能界、スポーツ界、文化界における有権者や団体の出資にて運営されている教育機関であり、最先端の施設やカリキュラムが用意されている。

スポーツ、学業ともに講師陣による卒業生たちは各分野で活躍が約束されるような優秀な人材を輩出し続けている学校である。

そんな学校の初日、ピースちゃんは盛大に寝坊していた。

「ん~、むにゃむにゃ、あと5分ん~」

「もう時間無いよ! 起きてってば!」

かれこれ30分、芸能学園の寮室で、あと5分を繰り返すピースちゃんを必死に起こそうとしている人物の名は岩平優菜(いわひらゆうな)

日本女子機械体操の期待のホープであるが、ある事件をきっかけに第一線から退いてしまっている女の子

「……これはもう、強硬策を取るしかないか」

「むにゃ?」

優菜は、一向に起きる気配のないピースちゃんが来ているパジャマを強引に脱がすと、壁に掛けられていた芸能学園の制服を着せていく。

「これでよし、っと、ピースちゃん! いくよ!」

「むにゃあ? あ、れ? 優菜ちゃん、おはよぉ」

「もう! いつまで寝ぼけてるの?! 初日から遅刻なんてありえないってば!」

寝ぼけたピースちゃんが覚醒するのを待たずに、優菜はピースを抱えあげる

「ふぁ! ゆ、優菜ちゃん?! ど、どこいくの?」

「入学式まであと30分無い! 運ぶよ、ピースちゃん!」

「あへぇ」

未だ覚醒していないピースちゃんをおんぶすると優菜は寮室を勢いよく飛び出した。

「あわわわわわわ、優菜ちゃん、どこ行くのぉ?」

「学校だよ! 今日は入学式でしょ!」

「あ、あ、そうだった、優菜ちゃんありがとぉね」

「もぅ、しっかりしてよねピースちゃん、私が付いてないと心配だなぁ」

しっかり者の優菜に抱えられ、学校に向かうピースちゃん
人一人抱えているとは思えない速度で走る優菜
そんな二人に追い抜かれた、ゆっくり歩く女子生徒がいた

「なんだやかましいな、ん? あいつらも1年か?」

髪はくすんだ金髪、毛先には紫色のメッシュが入っており
肌は綺麗な小麦色に焼かれ、健康的な張りのある肌

見るからにヤンチャそうな黒ギャルの女の子の名は「篠崎姫(しのざきひめ)」

ピースちゃん達と同じ芸能学園1年生である。

「学校はすぐそこなんだから、そんなに急がなくても間に合うじゃん、汗かくだけだっつーの」

猛烈な勢いで学校へ向かう優菜とピースをしばらく見ていた姫は、興味を失ったのか、スマホに目線を戻した。

これが、後に芸能学園の伝説として残る事になる女子生徒三傑のファーストコンタクトだった。

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パパラッチと生徒会長

「はぁ、はぁ、なんとか間に合いそうだねピースちゃん」

「むにゃむにゃ、もうちょっと寝かせてぇ」

「ちょっと! 寝るな! 起きろ!」

「だって乗り心地いいんだもんぅ」

「私はタクシーじゃないよ~」

一度は覚醒しかけたピースちゃんだったが、優菜の背中で再び眠りにつきそうになっていた

「門が見えた! 間に合ったよ!」

「そだねぇ、って、あれ? 校門の周りになんか人だかりだよ?」

芸能学園の校門をくぐろうとした2人だったが、門前に居並ぶ報道メディアの人だかりに阻まれた。

「あ! 君! 岩平優菜でしょ?! 中学女子体操の全日本選手権二連覇したけど、3年から試合でなくなっちゃったさ!」

「……そ、そうですけど、何か?」

「え、まじ? 岩平優菜だ! おいカメラマン、写真写真!」

「おい! 岩平がいるぞ、こっちも抑えとけ!」

「うわぁ、やっぱカワイイー---♥」

パシャパシャ

パシャパシャパシャパシャ

芸能学園の校門前に陣取っていた、下品な大衆紙の記者達が一斉にフラッシュを焚く

「ちょ、ちょっといきなりなんなんですか?!」

「いやぁ、将来は全日本のエース確実って言われた君が、体操界からいなくなっちゃてさぁ! 僕らとしては大損害だったんだよ? 君、カワイイから、普段はクソみたいな売り上げしかない機械体操情報誌の発行部数もすごい伸びてさぁ!」

(カラダも中学生とは思えないダイナマイトだったし、スケベオヤジ共の売り上げが凄かったんだよなぁ♥ ゲヒ)

「私は体操選手です! ルックスの事を言うのは失礼じゃないですかっ!」

「おっ! じゃあ高校でまた体操始めるのかい?」

「まだ分かりません、でも準備はしています」

「いやぁ良かった良かった! これでオジサン達も安泰だよw また君のピチピチのレオタード姿が見れると思って安心だぁ(にちゃ)」

「もういいですか? 急いでいるので」

「呼び止めちゃってごめんね、頑張ってねぇ♡」

無遠慮に許可も無く写真を取られた事にイライラとしてしまった優菜だが、入学式まで時間が無いことを思い出し先を急いだ。

一方、パパラッチ達は、優菜とピースの後ろを歩いていた姫を見つけ、そちらにワラワラと寄って行く、彼女もまた、黒ギャル中高生のカリスマとして、ギャル雑誌の読モとして人気を誇る人材であり、その彼女が芸能学園に入学するという事がニュースになるのであった。

「なんかごめんね、ピースちゃん…… 私のせいで写真とか撮られちゃって……」

「……」

「え、っと、ほんとゴメン、嫌だったよ、ね?」

「優菜ちゃん、アタシ……」

「うん、嫌だったよね、ほんとゴメンね」

「東京で雑誌の人に写真撮られちゃった!!!」

「え?」

「すごい! すごいよ優菜ちゃん! あんなにたくさんの人がアタシの寝ぼけ顔の写真撮ってたよぉ!」

「え? あ、うん、やだよね、急に写真撮られちゃってさ」

「えぇ!? なんで? だって雑誌に載るかもしれないんだよ?
 すごいじゃん! いやぁ、やっぱ東京だなぁ」

「……ピースちゃんって、器デカいよね……」

「器? なにそれ、デカいのはオッパイだけだってぇw」

「ぷっw なにそれ、オジサンみたいw」

ハツラツとしたピースの様子に、つい先ほどまでイライラしていた自分が馬鹿馬鹿しくなった優菜の顔に笑顔がこぼれた。
背中に感じる巨乳の柔らかい感触と、明るい声色のピースの雰囲気に呑まれ、元気を取り戻した優菜は、不思議な安心感を感じつつ、ピースちゃんと友人になれてよかったと思ったのだった。

そして、あとは体育館に向かうだけと思っていた2人に凛と通る声が投げかけられた。

「おい! ちょっと待てお前たち!」

「「?」」

「まったく、入学初日というのにギリギリの登校とはな、芸能学園の生徒としての自覚がまだ無いようだな」

「あ、あの、先輩でしょうか?」

あきらかに自分たちよりも大人の雰囲気を出している女子生徒に、優菜は質問を投げかける

「あぁ、私は藤堂楓(とうどうかえで) 芸能学園の生徒会長を務めている」

「生徒会長さん!? わぁー、やっぱり東京の学校って生徒会長さんがいるんだ、漫画でしか見た事なかったよぉ」

「それにしてもお前、なぜ自分で歩かないんだ? 怪我でもしてるのか?」

「あ、いやぁ、眠くて眠くて😇」

「はぁ、初日からそれでは先が思いやられる…… そのナマケモノを背負っているお前の名前は?」

「はい、岩平優菜です。今日から芸能学園に入学する1年です! 宜しくお願いします! 藤堂先輩!」

体育会系の優菜は、引き留められた事に嫌な顔もせず、楓にハツラツとした挨拶をする

「ほぅ、気持ちのいいヤツだな…… 岩平、覚えておこう」

「アタシはピースちゃんだよ! よろしくね、会長!」

「お前の事も覚えておこう、要注意人物としてな」

「あぅぅ、イジワルだよぉ」

校門前でキャーキャーとやり取りをしている一行の横を、姫が通り過ぎようとしていた。

「おい! お前も1年か? まったく今年はギリギリにくる1年生が多いようだな」

「あ? 間に合ってんだからいーっしょ」

「なに? 入学式というのはだな!」

「あー、はいはい、説教はほどほどにしてよ、セ・ン・パ・イ・オ・バ・バ」

「ババアだと!?」

「まぁまぁまぁまぁ! 藤堂先輩! 先輩も生徒会長として入学式の挨拶とかあるのではないですか?」

「ぐ、確かに私も時間が無いから今日はこれぐらいにしておこう、おい! そこの生意気な1年、名前は?」

「まず自分から名乗ったらどうなの、センパイ」

「私の名前は藤堂楓、芸能学園の生徒会長だ」

「ふーん、アタシは篠崎姫(しのざきひめ) よろしくお願いしまーす」

「あぁ、よろしくな、芸能学園に入学したからには、私がしっかり指導してやるとしよう」

「はいはい、お腹いっぱいでーす」

「ふっ、生意気なやつだ…… おっと、もう時間が本当に無い、岩平! ピースの面倒と、そこの篠崎の面倒を見てやれ、これは生徒会長としての命令だ」

「は、はい! 了解しました!」

「ではまた後でな」

そう言い残すと、生徒会長である藤堂楓は体育館へ向かって行った

「え、えーと、し、篠崎さん? 私は岩平優菜、それで背中でむにゃむにゃしてるのが椎名ピースちゃんって言うの、よろしくね」

「よろしくぅー ヒメちゃん」

「……よろしく、でもアタシあんまり群れる気とかないから」

「はは…… とにかく体育館行こうよ!」

かしまし娘達が体育館へ向かう中、芸能学園に入学する1年生達の登校が終わり、パパラッチ達も引き上げようとしていた中、不穏な噂話が飛び交っていた

「なぁ、それにしても、今年の女子入学生、レベル高かったなぁw」

「だなぁ、まったく、あれが高校1年生のカラダかね?w 勃起が収まらねぇw」

「それにくらべて、男子生徒のレベル低くね?」

「あー、確かにな、ほんとごく一部に超高校レベルの運動部の男子はいたけど、他は気持ち悪いデブかヒョロガリばっかりだったな」

「なんでも、各界の有力者の無能ボンボン息子の受け入れ先になってるって噂だぜ」

「あー、とりあえず世間体を保つのと、カワイイ女子が多い学校に入れてやりたいって親心かねぇ」

「それに、芸能学園にはちょっとヤバイ噂もあるぜ」

「なんだそれ?」

「芸能学園を卒業するだけで、将来が約束されてるみたいなもんだろ? それを利用して、全国から訳アリの美少女ばっかり集めて、弱みを握ってエロ三昧なんて話もあるぜ?」

「ははw AVの見すぎだろそれはw」

「俺もそう思ってたんだけどよ! この前、アングラサイトで芸能学園の内部映像が流出したらしくて、いよいよ真実味が出てきたんだとさ!」

「それ、お前見たのかよ?」

「いや、噂を聞いただけ、なんでも国のお偉いさんも絡んでるみたいで、即刻ネットから消されたらしいんだわ」

「はぁ、妄想エロ記事ばっかり書いてる俺らだって嘘だって分かるっつーの」

「だよなぁ、でも本当だったら、いいなぁー♥」

下衆パパラッチ達の猥談ではあったが、実は真実を話していた。
芸能学園、そこは、未来ある美少女達の心とカラダが試される場所なのであった。

入学の挨拶とリモートバイブ

「満開の桜と木々の新緑、美しい草花がうららかな春の日差しに映えております。この生気がみなぎる春の日に、多くの来賓の皆様、さらに保護者の皆様にご臨席をいただき、ここに本校第四十七回入学式を挙行できますことは、新入生はもちろん、私たち教職員、在校生にとりまして、大きな喜びでございます。ご臨席の皆様に心からお礼を申し上げます……」

体育館の壇上から芸能学園校長の挨拶が始まる。

1年生徒の座席は自由席となっており、登校の遅くなったピース、優菜、姫は、空席となっていた最前列の横並びで着席していた。

「ねぇねぇ、姫ちゃんって、黒ギャルってやつなの?」

「姫ちゃんって…… まぁいいけど
 あー、そうかもな、別に自分で自分が黒ギャルと思った事はねーけど」

「きゃー♥ 東京っぽいー---」

「お前、地方出身?」

「うん、ド田舎村から来たんだー」

「マジかよ、テレビで見た事あるわ、あの超田舎の村の出身なんだ」

「そうなんだよぉ」

「ちょっと2人とも静かにしなさいよ。 藤堂先輩めっちゃこっち見てるよ」

「あ、ほんとだ、おーい! 楓センパァイ!」

「ピースちゃん! 静かにしないとダメだって!!!!」

校長の挨拶が続く中、最前列の問題児達がキャーキャーと騒ぎ立てる様子に、眉間にしわを寄せる楓だった。

「あいつら……. これは指導が必要だな」

・・・

粛々と続く入学式の中、生徒会長の挨拶の番となる

「続きまして、芸能学園の生徒会長、藤堂楓さんの挨拶です」

「きゃー-----!!! 会長ー-----! 頑張ってぇぇぇ!」

「藤堂ー-----! 今日も奇麗だよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

この日一番の声援が在校生から飛び交う
身長180cm、スリーサイズは上から101/63/102のダイナマイトボディを誇る藤堂楓
芸能学園の歴史で初めての女生徒会長である人物である。

容姿端麗、運動、勉学ともに超一級品の完全無欠な存在であり、その人間性は初志貫徹、清廉潔白な武士を思わせる性格も伴って、男女ともに絶大な人気を誇る生徒である。

そんな彼女の口から、新入生に対する祝いの言葉が紡がれる。

「あーあー、藤堂楓、芸能学園の生徒会長をやらせてもらっている。
 まずは1年生諸君、入学おめでとう。在校生を代表して、歓迎の意を表したいと思う。
 今ここから、高校三年間、悔いのない学校生活を送れるよう、努力を惜しむことなく力を出してもらいたいと思う。
 勉強や部活動、学校行事やボランティアといった、一見、面倒に思えることも、後になってみれば、自らの糧となるだろう」

透き通るほど綺麗な凛とした声が体育館に響き渡る

「高校では…… んっ♥ 学びの義務を果たっし♥、ルールに則(のっと)った行動をする限りは…… 大きな自由が認められている、んん!♥ 何気ない高校三年間を送る、よりは、はーっ♥ はーっ♥ 海外留学をしたり生徒会に入ってみたりぃんと♥、オリジナリティーあふれる大きな活動に一つでも チャレンジしてみるといいッ!♥ と思う」

先ほどまで明瞭なスピーチをしていた楓の声色の中に、甘美な甘い響きが混ざり始めた
ピースちゃんを含む最前列の3人はいち早くその異常な変化に気づいていた。

「なんかおかしくねーか?」

「うん、どうしたんだろう、体調悪いのかな?」

「え? あれはきっとリモバイだよぉ、やるなぁ楓先輩」

「「リモバイ?」」

「リモートバイブ、2人は普段オナニーとかで使わないの?」

「ば、ばか!!!//// お、オナニーなんてするわけねぇだろ!」

「え、姫、オナニーって何?」

「ちょ! お前オナニーしらねーのかよ! つーか、あー----、もう黙れピース///」

「えー、なんでなんでー」

ブー ブー ブー ブビュッ♥

ブー ブー ブー ブビュッ♥

低い唸るような動作音が、最前列にギリギリ聞こえるか聞こえないかのボリュームで、登壇している楓の元から聞こえてくる

卑猥な音の間に、何か液体が射出されるような下品が挟まっていた。

「くくっ、さすが科学教師ですねw あれは手作りのバイブですか?」

「えぇw 防水性に苦労しましたよw バイブの動作と共に、ぬる~い媚薬入りの疑似ザーメンが飛び出すようにしてあります♥ それにしてもあんなに深く咥えてw よっぽど新入生を守りたいようですねw」

「まったく、何でもするから今日だけは1年生に手を出さないでくれなんて言い出し始めた時は教育的レイプをしてやろうかと思いましたが、あの藤堂が素直に言う事を聞くのも珍しいですからねw」

「まったくです、いつも我々にイカされているくせに、一向に反抗の態度が消えませんからね」

「まぁ、そこがたまらんのですがねw」

楓の後ろから、ニヤニヤとイヤらしい視線を向けている二人は、体育教師の魔羅太刀雄(まらたちお)と、科学教師の根知ネチオ(ねち・ネチオ)

高校の入学式という、一生で一度しかない今日この日を、希望を持って入学してきた新入生たちの穢れた思い出にしてもらいたくなかった楓は、校長に1日だけセクハラを禁止するよう直談判をした。

最初は渋った学校側だったが、今日一日、楓が男性職員及び、特権階級の男子生徒全員の性玩具となる事を条件に承諾した。

そういう背景があり、最初の遊びとして、根知が自作した変態リモバイを、歓迎挨拶中落とさないようにマンコで咥えこめという、実に恥辱に満ち溢れた命令を聞いている楓だった。

「おっ♥ 終わりに、新入生諸君の充実した明法生活を願って式辞とする。諸君の充実した学園生活を願って式辞といたしッ♥ ます♥」

ブビュッ♥

校長、生徒会長の挨拶が終わり、入学のセレモニーは終わりとなった。

「1年生の皆さんはこれより各クラスに分かれ、ホームルームとなります。体育館出口に貼られているクラス分け表に沿って、移動をお願いします」

「はぁ、とりあえず終わって良かった、ピースちゃん、姫、クラス分け見に行こ」

「うん! 姫ちゃんも同じクラスだといいなぁ~」

「アタシはどこでもいいけど」

体育館の出口に張り出されたクラス分け表
なんとピース、優菜、姫の3人は同一クラスに分けられていた

これから、3人の芸能学園の生活が始まるのだった。

ホームルーム

「改めてよろしくね! アタシは椎名ピース! ピースちゃんって呼んで」

「うるせーうるせー、分かったよ、ピースね、アタシは篠崎姫、ヒメでいいよ」

「ヒメちゃん! よろしくねぇ」

「私は岩原優菜、優菜って呼んで」

「あー、はいはい、優菜ね、分かったよ」

「ヒメちゃんなんか照れてる?」

「照れてねーよ! はぁ、正直、お前らみたいな普通の女の子と関わる事が少なかったからさ、ちょっち戸惑ってるだけ」

田舎娘、スポーツ真面目娘、ヤンキー系の黒ギャル娘
一見、接点の無さそうな三者三葉の美少女達ではあったが、不思議とフィーリングが合い、すぐに仲良くなった3人。

クラスも一緒という事でこれからの1年間が楽しみになっていた所に、担任教師が現れた。

「おーし、1年坊主ども、静かにしろぉ」

つるつるに剃り上げたスキンヘッド、日焼けした肌と男性ホルモンの塊のような危なさを感じさせる中年教師が教室に入ってきた。

「今日からお前らの担任になる、魔羅太刀雄(まらたちお)だ
 1年だからって油断してっと折檻すんぞ!」

鼻息あらく大声でクラスを威圧する教師により、先ほどまでは入学に浮かれていたクラスの生徒達は萎縮をしてしまっていた。
しかし、そんな空気などというものは、ピースちゃんには通用しなかった

「せんせー! 宜しくお願いしまっす!!!」

「おう! 元気良いな、お前は…… 椎名か」

「はい! 椎名ピース15歳! ド田舎村出身! 東京に夢を探しに来ました!」

良い意味で空気を読まないピースちゃん、合わせてよく分からない発言に、クラスの雰囲気が少し和んだ

「ぶはっw 夢かw あー、いいなぁ、むず痒いほど青臭くていいぞ! 椎名!」

「ありがとうございますぅ」

「まぁ初日だ、あんまりビビらせるのも良くないな、先生反省した
 今日は藤堂のお願いもあるしな♥ それじゃあ明日の予定を……」

・・・

「ピース、お前なかなか度胸あるなぁ」

「えー? そうかな?」

「ピースちゃんは本当に器がおっきいよねぇ、見習いたいよ」

ピースちゃんの良い方向で空気を読めない姿に友人二人は感心していた。
そんな中、担任の魔羅からとんでもない言葉が出てくる。

「と、いうわけで、明日は校内案内のオリエンテーションだ、教科担当の男性教師と、各部活動の男子部長への性サービスがあるから覚悟しとけよー」

・・・

「姫ちゃんのパンツかわいいぃ、こんな大人っぽいの見た事ないよぉ」

「ちょ! おい! スカートめくるなよ!」

「ピースちゃん、そんなに足広げたら、ピースちゃんのパンツが見えちゃうでしょ!」

「でへw でへへw」

担任の話を全く聞いていなかった3人は、翌日、とんでもない事態になる事になるのだった!

次回予告

なんやかんやと芸能学園に入学したピースちゃん一行

これから楽しい高校生活が待っていると思っていた矢先!
芸能学園はそんなに甘い学校ではなかった!

校内オリエンテーションという名の女子生徒試食会が繰り広げられる

果たしてピースちゃんは東京で自分の夢を見つける事ができるのか!?

次回! ピースちゃん物語 校内オリエンテーションで無双ヌキ?!

乞うご期待!

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2件のフィードバック

  1. まさかの芸能学園!
    ピースちゃんたちも巻き込まれて色々されちゃうんでしょうね

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